赤丸急上昇の医学部受験。合否を分けるのは?

最近では、医学部が非常に人気のようです。医師不足の日本にとってはいい傾向だと思いますが、誰でも彼でも入学できるわけではありません。学校でトップクラスの成績であっても医学部に合格するのは難しいですよ、実際にそういう人ばかりが受験しますから。

医学部受験が人気になった背景としては、やはり不景気があるようです。もはや、生涯安定して高収入を得られるのは医師しかないという認識が広まったことによるもののようです。そもそも、元々の日本には、一流大学を出ていい会社に入社すれば一生安泰という考え方がありました。この考えがもはや就職氷河期には通用しなくなったことを経験している人も多いはずです。私などもその世代にはなりますが、いわゆる有名大学の人が100社近く受験してようやく1社受かるようなことが普通でした。また、同じような高収入職業の代名詞である弁護士については、弁護士が増えすぎて逆に仕事がないという状況も相まって、医学部を目指すようになった経緯があるようです。また、同時期に相次いで私立の医学部が学費を取り下げたことも続き、医学部の人気が決定づけられました。いわゆる2世でない家庭であっても成績優秀者ならば医師を目指すことができるようになったのです。

そんな人気の医学部ですから合格するためには必死で勉強しなくてはなりません。まず量だけでも医学部予備校サイトを見ていただくとどれだけ勉強する必要があるかが分かるでしょう。また、ただ勉強しただけでは合格できないというのもお分かりいただけると思います。現役医大生のコネクションを駆使して問題傾向を把握する辺りはただ勉強ができれば合格するというものでもないようです。浪人生でもこれだけ拘束させて勉強させるのですから医学部受験は甘く見ない方がいいようです。