現役生と比べた浪人生のアドバンテージと弱点とは?状況に合わせた受験対策をしましょう

予備校イメージ

大学受験は一生に一度というわけではありません。高い目標を持つ方の中には、高校3年生で志望校に合格できず、現在浪人生として努力している方もいるでしょう。浪人生が大学受験を成功させるためには、現役生とはまた異なる点に注意しなければなりません。

浪人生ならではのアドバンテージとは?

はじめに、現役生と浪人生を比較した時の、浪人生のアドバンテージについて紹介します。浪人生のアドバンテージは、なんと言っても自由な時間を確保しやすい点です。現役生は、高校3年生の終盤を除けば、朝から夕方まで学校に通って授業を受けます。もちろん、高校3年生の頃には受験対策に向けた授業が展開されることが多いですが、中には自身の受験には関係のない教科もあるでしょう。

浪人生は、学校に通う必要がないため、1日の時間を自由に使うことができます。言い換えれば、1日中受験のための勉強ができるという点です。これは、現役生と比較した大きなアドバンテージになります。

一方で、受験対策に費やせる時間が長いがためにモチベーションを維持しにくいという方も少なくありません。浪人を決めてから次の受験までの期間はおよそ1年。この間、ひたすら受験勉強に注力しなければならないのは大変苦しいでしょう。浪人生の中には、途中でモチベーションが維持できなくなり、受験を諦めてしまう方もいます。

モチベーションを維持するためには、ひたすら受験勉強にだけ打ち込むのではなく、適度に休息をとったり、趣味の時間を作ったりしなければなりません。1時間や2時間などの時間で区切りながら勉強をしましょう。これまでの趣味を一切絶つ必要はありません。ただし、どうしても趣味に没頭しがちな方は、短時間の散歩など別の息抜きの方法を見つけましょう。

また、勉強に熱中するあまり睡眠や食事を疎かにしたり、生活リズムが崩れる浪人生も多くいます。学校に行く必要がないからこそ、夜遅くまで勉強して好きな時間に眠るという生活を送りがちですが、受験生にとって体調管理はとても大切です。体調が思わしくない状態では学習した内容が頭に入らず、効率が低下します。無駄に時間だけを使うことになるため、睡眠や食事を疎かにすることは絶対にやめましょう。浪人生は、平日に平均6時間、休日に10時間程度勉強すると言われています。逆算して睡眠時間や食事の時間、趣味の時間などを確保しましょう。

浪人生の弱点は?

現役生と浪人生を比較した時の浪人生の弱点は、受験の情報を得にくいことが挙げられます。現役生は高校の教員によって志望校の試験の傾向や願書の提出日、受験日などを教えてもらうことができます。しかし、浪人生は自ら調べなければなりません。調べた情報が正しいとも限らないでしょう。

このような浪人生の弱点は、予備校に通うことで解決できます。自由な時間こそ少なくなりますが、予備校は基本的に受験対策のための授業を展開しているため、時間が無駄になることはありません。最新の受験情報を得るためにも、予備校に通うことがおすすめです。

浪人生ならば、すでに志望校が固まっている方が大半でしょう。予備校に通う際は、自分の志望校の対策に特化した場所に通うことで、より多くの為になる情報を得やすいです。例えば、早稲田ゼミナールは日本大学藝術学部(日芸)の受験対策に特化しています。