2020年より、小学校で英語が「外国語」という教科として必修化しました。「英語に親しむ」ことを目的とした英語学習自体は2011年より小学5,6年生を対象に行われていましたが、2020年より英語学習の対象学年が小学3,4年生に引き下げとなり、小学5,6年生は「実用的な英語」を学ぶこととなりました。
現在の日本において、「英語を全く話せない」という日本人は少なくありません。日常の中でも英語で会話をする場面はほとんどないでしょう。将来的に海外で働く、生活することを想定している子供でない限り、英語力はあまり必要でないようにも思えます。また英語は大人になってから英会話教室に通い身に着ける人も多いので、中には「子供の頃から英語を授業で学ばせるくらいなら、他の教科の勉強をさせたい」と考える親御様もいらっしゃるかもしれません。
なぜ子供に「英語教育」が必要？
前述のとおり、英語は大人になってから学び身に着けることもできます。英会話教室などの他、語学留学という方法もあります。大人になってから英語を使う機会が多い人もいれば全く英語を使う必要がない人もいるので、必要になってから学んでも十分間に合うように思えますよね。
しかし本当の意味での「実用的な英語」を身に着けるのであれば、英語学習はできるだけ早いうちに始めた方が良いとされています。その最も大きな理由は、英語を日本語へ翻訳せず、英語のままで意味を理解する「英語脳」を大人になってから身に着けることは大変困難であるからです。
英語にあまり馴染みのない方が英語で会話しようとした時、相手が話した英語を頭の中で日本語に翻訳して意味を理解し、答えを日本語で考えて、それをさらに英語に翻訳して口にするでしょう。この翻訳を経ず、耳にした英語を英語のままで理解し、英語で答えを考えて返すということを可能とするのが「英語脳」です。翻訳を経ないので会話として非常にスムーズであり、また誤訳による認識のずれを減らすことができます。いわゆる「英会話ができる」といえるレベルは、この英語脳が、一定以上育まれている状態を指して言う場合が多いです。
子供のうちは、まだ知識量が少ないこともあり柔軟にものごとを学んでいくことができます。そのため「英語脳」が育まれやすく、実用的な英語学習に適しているのです。
そしてこれからの時代、日本の企業であっても、外国の人と英語でビジネスを進めなければならない機会はますます増えていくと考えられます。上司や取引先の担当者が外国人であるということも珍しくなくなってくるでしょう。そのような時代において、英会話ができないとビジネスチャンスを逃してしまうことになります。英語はこれからの時代のビジネスマンとして必須の能力であることから、小学校でも英語が必修化されたのです。
子供の「英語脳」を育むためには授業だけで十分？
基本的に小学校の英語学習の開始は3,4年生からですが、学校によっては1,2年生から英語に触れる機会を作るところもあるでしょう。しかし、小学校の授業では、どうしても大勢に対し一斉に行う英語教育となるため、習得度にかなりの個人差が生じてしまいます。
そのため子供の「英語脳」をしっかりと育みたいのであれば、少人数制の子供向け英会話スクールに通うことがおすすめです。少人数制のスクールであれば講師の目が子供1人ひとりに行き届きやすく、また子供も集中しやすくなります。特に早いうちから英会話スクールに通わせたいと考えるのであれば、少人数制のところが適していますよ。
参考：川崎の子供・幼児英会話教室ならエー★スターイングリッシュスクール
将来ビジネスシーンにおいて不利にならない人材に育てるためにも、早いうちから子供に英語に触れる機会を作ってあげてはいかがでしょうか。