終活という言葉がよく聞かれるようになりました。自分の人生をカウントダウンし、終える前に準備を整えるといったことでしょうか。葬儀のことや遺産、遺品についてなどあらゆることを生きているうちに決めるのは無理かもしれません。実際、エンディングノートに記しても、一年後に読み返すと訂正すべき点が多いのに気づきます。それだけ生きているうちは変動が多いのです。
人間は生まれた瞬間からすでに死に向かって歩きます。寿命はその人それぞれであり、大病しても無事生きながらえる人もいれば、昨日までぴんぴんしていた人が朝起きることなく亡くなったりします。何が起きるかわからない人生だからこそ面白いとも言えますよね。終わりよければすべてよしと言われるように、引き際を決めることは重要ですね。
家族や知人、友人とも素敵な関係で終えたいです。もし心残りがあったなら、生きているうちに顔を合わせ、和やかな関係を取り戻してはいかがですか。それが難しいようならすっぱりと切り捨てる覚悟も大切ですね。今まで歩いてきた道のりは、決して平たんなものばかりではなかったでしょう。噛みしめながら振り返ってみることもおすすめですよ。どうぞ最後まで名残を残さず良い人生を。